※本コラムはBIGLOBE連載の補助金コラムからの抜粋になります。Jマッチからコンテンツ提供をしています。
※転載元:補助金申請の秘訣(BIGLOBE)
■2月13日(金)、ものづくり補助金(700万円)の受付が開始!
毎年、春になると一気に放出されるもの、それは花粉症と「新規事業系の補助金」です。
今年も複数の「定番」補助金が発表され始めました。
この原稿を書いている時点では「ものづくり補助金(700万円~)」が始まっています。
他にも3月初旬に「創業補助金(200万円~)」が、3月5日に「中小企業応援ファンド(800万円)」が、同様に3月中には「小規模事業者持続化補助金(~100万円)」が一気に募集を開始する予定です。
「こんなに発表されてしまうと、どれに応募しようか迷うな・・・」
いえいえ、全部に申し込んで全部受給してはどうでしょうか。
全部合格すると、なんと「1900万円」です。
「そんな事、できるんですか?」
はい、十分に可能です。
少なくとも、昨年はものづくり補助金と中小企業応援ファンドの2つに合格している企業はちゃんと存在しています(実話です)。
同時受給で唯一気をつけるべきは、経費の対象がかぶらないようにすることです。
一人の人がものづくり補助金で人件費の2/3を補助してもらう。さらに、中小企業応援ファンドで1/2を補助してもらう。そうすると支払総額より多く補助金を貰うことになってしまいます。
これがNGなんです。
それ以外は概ね大丈夫です(もちろん非常に細かい条件も幾つかありますが、それは都度事務局で教えてもらえます)。
では、複数の補助金を貰う心構えを書いていきたいと思います。
■申請書類のフォーマットはほとんど同じ!?
まずは4種類の申請書類を確認してみましょう。
こちらのコーナーで確認可能です。
そうです、見るとわかりますが「似ている!」。しかも「4ページ前後」しかありません。
これは俄然現実味が出てきたと思います。
それでは、ここで、同時に複数の補助金にチャレンジするメリットを列挙したいと思います。
●全ての補助金にチャレンジするメリット
・一つの事業計画書を書く時間が短縮できる(かなりの部分流用可能)
・合格すれば全て平行してもらえる(合格率は44%前後)
・集中して事業計画書に取り組むことができる
●デメリット
・事業計画書の書き方がわからないと、全て落ちる
・申請支援をする士業に固定費を毎回支払う(毎回20万円~の費用が相場)
・一つ一つの申請書の作りこみが甘くなる(意識が分散してしまう)
さて、ここまで読まれていかがでしょうか。
「絞った方が良いのか、全部チャレンジした方が良いのか悩む・・・」
例えば「大学受験」のようなものだと思ってみてはいかがでしょうか。
非常に似ていると思います。
1.まず、第一志望から第三志望まできちんと順位づけする
2.きちんと参考書を用意し、出来るだけ一定期間集中して勉強する
3.受験費用はできるだけ安い大学を選ぶ(親の負担を減らしましょう)
補助金申請も同じです。
年間1000種類以上ある補助金の中から皆さんに最適なものを「あらかじめ選定」しておき、それに向けて最適な参考書を使いながら集中して事業計画書を書き上げてしまうことです。
そして、できるだけ固定費の安い士業(=認定支援機関、≒税理士)を選ぶことが重要です。
■最近増えてきた「完全成功報酬型申請支援」サービス
ほんの数年前まで、補助金の申請には主に税理士さんに対して20~50万円くらいの固定費を支払う必要がありました。これは「不合格でも返ってこないお金」です。税理士さんはそのお金をもとに、自分自身の稼働を割き、色々な助言や書類作成支援などをしてくれます。
税理士さんは自分自身の時間を「1時間●万円」で販売して売上を上げるビジネスモデルです。
その為、無料で申請支援をすることは基本的に「無理」です。
一方で私達中小企業経営者や起業予備軍にしてみれば、複数の補助金にチャレンジする場合、できるだけ固定費は少なくしたいものです。
ただここで朗報です。最近では申請支援を「完全成功報酬」で実施する士業事務所も登場してきました。
合格したら「●%の報酬を」という契約形態になります。
これであれば、合格するまで何度もチャレンジすることができるようになります。
Jマッチでは、こういった完全成功報酬で請け負っていただける税理士の先生を45事務所集め、ネットワーク化しています。皆さん、中小企業経営者の「チャレンジ精神」を応援して頂いている方です。
私が思うに、本当は「固定費が欲しい」と思っていると思います。ですが、皆さんのやる気を応援したい&頑張ればおそらく合格してフィーがもらえるだろう、と前向きに思っていらっしゃると思います。
Jマッチの紹介税理士の方と上手く連携の上、皆さんにとっての「大学受験」、是非all合格目指して頑張ってください!
■申請するには、実際にどうすれば良い?
ポイントをまとめておきますので、ご参考くださいませ。
●既に起業しており、新規事業に取り組みたい経営者の方
・「ものづくり補助金」の事業計画書を最初に書き、それをもとに「中小企業応援ファンド」&「小規模事業者持続化補助金」に取り組むのが良いと思います。また、別法人を設立する予定の場合、「創業補助金」の申請も可能です
●これから起業する予定の個人の方
・「創業補助金」の事業計画書を最初に書き、それをもとに「小規模事業者持続化補助金」に取り組むのが良いと思います。小規模事業者は「5名以下の組織」が優遇されます。また、時間に余裕があり、かつ個人事業主として登録していれば「ものづくり補助金」の申請も可能です。ただし私見では有りますが、合格率は一般の企業より下がると思います(弊社の手元のデータに基づく場合)。
よく質問されるのですが、創業補助金は「起業必須」ではありますが、その起業の定義は「個人事業主に新しくなる」ということで大丈夫です。また法人登記や個人事業主登録は「合格後に実施」すれば大丈夫です。あまり急いで法人登記をしてしまうと、さかのぼり適用がされない時に対象外になってしまうという事例も存在します。ご注意を。
それでは、まずはJマッチへの無料登録をお願いします。
・Jマッチ無料登録:tinyurl.com/ot54h65
既に登録済みの方は、こちらのサイトで無料申請説明会にご応募出来ます。
・補助金申請説明会一覧:goo.gl/4eNaE0
現在、東京大阪名古屋で定期的に開催しています。
■最後に一つご注意を!
最後に一つご注意を。それは何かといいますと・・・
【補助金は全て後払い(1年後)である】
つまり、4つ全てに合格して1900万円もらえる権利を得たとしても、そのためには「先に2850万円を使わないと」行けません(66%補助の場合)。つまり、約3000万円の現金が手元にないといけません。
「そんなお金、手元にない・・・」
ほとんどの方はそうだと思います(特に創業される方)。
その為、補助金申請にはだいたいの場合「融資」が重要になってきます。
ということで次回は「補助金受給するために絶対に必要な“融資”の話」に触れたいと思っています。
ただ、ご安心ください。皆さんが補助金申請用に作った事業計画が、そのまま融資申請の計画書に流用可能です。事業計画書がいかに「重要なもの」かが、この点でもわかると思います。
その点はまた次回!
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