こんにちは!Jマッチ事務局新人の奥平です。
ワールドカップもいよいよ佳境に突入いたしました。
幾多の死闘を経てついにベストフォーが出そろいましたね。
フランス、ベルギーが下馬評通りの強さを見せる一方で、
スター不在を不安視されたイングランドが予想を覆す安定した強さを誇っています。
そのイングランドに、決勝トーナメント初戦で「パパの産休」をとった選手がいるのをご存知でしょうか。
その選手とは、背番号17のファビアン・デルフ選手です。
左サイドでプレーすることが多いですが、元々はセンターハーフで、
攻守にバランスを取りながらゲームを組み立てることができる通好みのプレーヤーです。
ワールドカップではグループリーグの最終戦、ベルギー戦でスタメンを務めていましたが、
その次の決勝トーナメント初戦、コロンビア戦で「ベンチ外」になっていました。
どうやらこれが、奥様の出産に立ち会うための「産休」だったようです。
デルフ選手を欠きながらもチームはコロンビアに辛勝。
次のデンマーク戦ではデルフ選手は途中交代で出場し、
2対0の完封勝利に貢献しました。
世界中でワークライフバランスの考え方が当たり前になりつつあるとはいえ、
国の威信をかけた(この考え方がもう古いのかもしれませんが)4年に一度の大会で、
23人しかいない選手の一人を休みにするなんて指揮官にとっては勇気のいる決断ですよね。
イングランド代表監督は
「人生にはサッカーより大切なことがいくつかある」
とデルフ選手の出産立会いを支持していますが、
それはサッカーの母国イングランドの厚い選手層があるからでは?なんて思ってしまいます。
従業員の幸せな家庭生活を願いつつも、貴重な戦力が欠けてしまうことを懸念して、
なかなか育休・産休制度の整備に取組めない経営者の方も多いのではないでしょうか。
ですがご安心ください。従業員の幸せと会社の利益が対立してしまわないように、
産休・育休で使える助成金が国や各自治体で用意されています。
出生時両立支援コース(両立支援等助成金)
www.jmatch.jp/detail/1507
全国の企業さまが対象の助成金制度です。
男性労働者に産休・育休制度を策定し、実際に従業員が利用した場合、最大で72万円が支給されます。
これだけ助成金がもらえれば、安心してパパの産休に入ってもらえますね。
働くパパコース(働くパパママ育休取得応援事業)(東京都)
www.jmatch.jp/detail/1925
東京都の企業者さまが対象の助成金制度です。
連続して15日以上の育児休暇を取得した男性従業員がいると、奨励金最大300万円が支給されます。
オリンピックに向けて先進都市を目指す東京都は、半年以上の育休も視野に入れた大型の助成金を用意しています。
いきいきパパの育休奨励金(広島県)
www.jmatch.jp/detail/1889
広島県の中小企業さまが対象の助成金制度です。
男性従業員の育休取得に対し1人あたり最大30万円が支給されます。
地方都市でもパパの産休・育休に取組む自治体が出てきました。
これで子育て世代が移住してくれれば地域全体が盛り上がりますよね!
ワールドカップの試合を選手が産休で欠場する時代が来るなんて、
モーレツ社員世代の父を持つ筆者には想像できない世界ですが、
未来は確実にワークライフバランスを大切にする方向に動いています。
せっかく国も自治体も支援してくれている今こそパパの産休・育休制度を充実させて、
従業員にワールドクラスの幸せを提供できるエクセレントカンパニーを目指しましょう!
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