こんにちは!Jマッチ事務局新人の奥平です。
6月29日金曜日、「働き方改革」関連法が成立しました。
働く人たちそれぞれの事情に応じた多様な働き方ができて、
ひとりひとりがより良い将来の展望を持てる社会を目指した「働き方改革」。
具体的にはどう変わるのでしょうか。
「働き方改革」の三本柱は、
・残業時間の上限規制
・同一労働同一賃金
・高度専門職を労働時間規制から除外
です。
残業に追われてプライベートな時間を持てない、なんてことがなくなる。
正社員と非正規社員の理不尽な格差がなくなる。
成果で勝負したい人はバリバリ働くこともできるし、時間に縛られずにチャチャっと仕事を終わらせることもできる。
働く人からすればありがたい制度改革だし、その分働くモチベーションも上がるのですが、
社長さんからしたらいきなり「こういう働き方の会社に変わってください!」と言われても困っちゃいますよね。
残業時間の上限をつけろって言われても、その分の仕事はどう終わらせればいいのか。
同じ仕事をしてる従業員に差をつけるなと言われても、そのための就業規則変更はどうすればいいのか。
そもそも、そういった社内の改革にかかるコストはどう捻出すればいいのか。
導入期限までにやらないといけないことが山積みで、頭が痛いこととお察しします。
ですがご安心ください。
そんな経営者のみなさんのために、「働き方改革」を強力に後押しする助成金も用意されているんです。
今回は、その一部をご紹介したいと思います。
時間外労働上限設定コース(時間外労働改善助成金)
www.jmatch.jp/detail/1519
全国の中小企業者さまが対象の助成金制度です。
時間外労働の上限を定める就業規則の変更費用や労務管理や能率向上のための機器導入費用等に最大200万円支給されます。
残業を減らすことで減った分の生産力を補うための機器導入費用も補助対象になるのが嬉しいですよね。
残業が減れば当然残業代は減りますので、コスト減による利益向上も狙える助成金です。
諸手当制度共通化コース(キャリアアップ助成金)
www.jmatch.jp/detail/1651
全国の企業さまが対象の助成金です。
非正規雇用者に対し、正社員と同じ諸手当制度(賞与や住宅手当等)を適用した企業さまに最大408万円支給されます。
せっかく正社員との待遇格差をなくすなら、こうした制度をつかって助成金をもらっておきたいですね。
選択的適用拡大導入時処遇改善コース(キャリアアップ助成金)
www.jmatch.jp/detail/1651
全国の企業さまが対象の助成金です。
非正規雇用者に対して新たに社会保険を適用し、基本給を増額した企業さまに最大360万円支給されます。
待遇格差解消のために昇給が必要な場合は、こっちの制度もつかうことができます。
正社員化コース(キャリアアップ助成金)
www.jmatch.jp/detail/1501
定番の「人材採用系」助成金です。
非正規雇用社員を正社員に転換することで一人72万円、年間で15人まで受給することができます。
非正規雇用のままで正社員と同じ待遇にするなら、正社員になってもらった方がお互い嬉しいかもしれません。
「働き方改革」は、経営者にとっては取組まないといけないことが多いのですが、
助成金と組み合わせて上手く使えば、
従業員の満足度向上や採用市場での差別化、生産性向上を実現するチャンスになります。
中小企業の「働き方改革」は、2019年4月から五月雨式に導入時期が定められていますので、
せっかくですからいち早く取り組み、企業体質の強化と従業員の満足度向上を目指しましょう。
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