こんにちは!Jマッチ事務局新人の奥平です。
先月末の7月25日、厚生労働省で最低賃金の引き上げ額目安が発表されました。
全国の加重平均で26円、過去最大の引き上げ額となり、
生活水準の底上げが期待されます。
一方で、依然とし苦しい経営状況が続く中小企業にとっては、
人件費の負担増が懸念されています。
今回の引き上げで、
最低賃金は2016年からの3年間で3年連続3%UPという形になりました。
この背景には、安倍首相が掲げる「最低賃金を先進国水準の1000円以上に引き上げる」という目標があります。
2016年時点の最低賃金、798円から計算すると、
毎年3%の引き上げ率で2023年に1000円の目標を達成することになります。
消費者の生活水準が上がり購買力が増えることは、日本全体の景気を押し上げるいいことですが、
そのために中小企業の利益が圧迫されてはたまったもんじゃないですよね。
かといって、こんなハイペースで最低賃金が引き上げられ続けたら、
給与規定の改定を先延ばしにしてるうちに、うっかり最低賃金を下回っていて罰金まで払うハメになりかねません。
ですがご安心ください。
早め早めに最低賃金の引き上げに取組む中小企業さまには、
負担軽減のための助成金が用意されています。
今回は賃金の引き上げでもらえる助成金をいくつかご紹介します。
賃金規定等改定コース(キャリアアップ助成金)
www.jmatch.jp/detail/1502
アルバイトやパート、派遣社員などの有期契約労働者等を雇用している企業さまが対象の助成金です。
すべてのアルバイトやパート、派遣社員等の賃金規定等を2%以上増額した場合、1事業所あたり12~360万円※支給されます。
1事業所あたり年1回まで応募できます。
選択的適用拡大導入時処遇改善コース(キャリアアップ助成金)
www.jmatch.jp/detail/1651
全国の企業さまが対象の助成金です。
非正規雇用者に対して新たに社会保険を適用し、基本給を増額した企業さまに最大360万円支給されます。
増額割合によって、もらえる金額が変化します。
どうせ賃金を引き上げるなら、そのぶん会社に利益をもたらしてほしいですよね。
そんな社長様のために、賃金を引き上げるための設備投資を助成してくれる仕組みもあります。
設備改善等支援コース(人材確保等支援助成金)
www.jmatch.jp/detail/1648
生産性改善のための設備を導入し、賃金アップを実施すると最大450万円支給されます。
・雇用管理改善計画に基づき、175万円以上の設備投資をする
・一定期間ごとに一定以上の賃金アップを実施する
・生産性の向上が認められる
以上の施策で、一定期間ごとに助成金を受け取れます。
業務改善助成金
www.jmatch.jp/detail/1606
生産性改善のための取組を行い、賃金を引き上げると最大100万円支給されます。
設備投資のみならず、研修や生産性改善のためのコンサルティングなども対象になります。
このほか、自治体によっては独自の賃金引上げ支援の仕組みを持っているところもあります。
ぜひ御社にあった仕組みを活用し、会社も従業員も政府も嬉しい賃金アップ計画を実現してください。
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