こんにちは!Jマッチ事務局の奥平です。
本年度もものづくり補助金の募集が始まりました。
正式名称「ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金」は、
日本経済の屋台骨を支える中小企業の経営力強化を目指す政策で、
毎年多くの企業に活用されている定番の助成金です。
製造業に限らず、サービス業や情報関連企業でも利用されている補助金ですが、
対象範囲が広いが故に、どう活用していいのか迷ってしまう社長さんも多いようです。
そこで今回は、ものづくり補助金の過去の採択事例をいくつかご紹介いたします。
有限会社小林精螺製作所(長野県)
1956年に創業した金属部品の加工業者さまです。
リーマンショックで受注が激減したことを機に、
補助金を利用して最新の旋盤複合加工機を導入し、
生産性の大幅な向上に成功しました。
取引先のコストダウン要望に応えられるようになったほか、
これまで辞退していた高度な部品加工も受注できるようになり、
新規顧客の開拓にも成功したそうです。
有限会社加藤えのき(宮崎県)
昭和48年創業のえのき茸生産者さまです。
増産した際にボトルネック工程となった収穫作業を効率化するために、
補助金を利用して自動収穫機を導入しました。
その結果、人件費の大幅削減を実現したのみならず、
次の工程に進める業務フローも改善して一日当たりの生産量も向上。
さらに生産量が増えた結果、
出荷の際には相乗りではなく自社チャーター便が使えるようになり、
物流コスト削減と遠方への販路拡大まで見えてきたそうです。
株式会社システムツー・ワン(東京都)
平成23年からにデイサービス施設運営に取組む事業者様です。
施設を利用する方が徘徊で行方不明になってしまった事件をきっかけに、
補助金を利用して高齢者の徘徊経路を探知するシステムを試作しました。
従来のGPSを利用したシステムではなく、近距離無線通信技術を使うことで、
通信費などのランニングコストを大幅に削減したほか、
探知に必要な受信機を交番や自動販売機などに設置させてもらう仕組みを通じて、
地域コミュニティ全体で高齢者を支えるという意識の醸成も期待されています。
今回ご紹介したのはものづくり補助金の事例のほんの一部ですが、
農業から福祉まで、本当に様々な分野での取り組みで活用されていますね。
これらの事例は各都道府県の中小企業団体中央会で紹介されていますので、
ぜひ皆様でも探してみてください。
Jマッチでも例年、ものづくり補助金の活用を支援する勉強会を開催し、ご好評いただいております。
御社の取り組みでも受給できるかもしれませんので、ぜひ一度ご相談いただければと思います。
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