こんにちは!Jマッチ事務局新人の奥平です。
本日、3月14日は何の日だかご存知でしょうか。
ホワイトデーだ!お返し準備していない!と慌てた方もいらっしゃるかもしれませんが、
今日はその話題ではありません。
1794年3月14日はアメリカ産業革命の父、イーライ・ホイットニーが、
そのきっかけとなった綿繰り機の特許を取得した日です。
ホイットニーの綿繰り機は、それまで手作業でやっていた綿花から種を取り除く作業を劇的に効率化した発明です。
シンプルな仕組みながら、従来の50倍の作業効率をもたらしたこの機械は、
綿花栽培を一気に高収益産業に進化させ、アメリカの経済的発展に大きく寄与しました。
ひとつのアイデアが、国の産業を変え、世界の貿易構造を変え、歴史を変える。
ものづくりに携わる人間にとっては、これ以上ないロマンですよね。
しかし、そのシンプルな仕組みゆえに綿繰り機の模倣品が次々に現れ、
ホイットニー自身は全然儲からなかったそうです。
私たちにとっても、アイデアの盗用や模倣品、海賊版は大きな問題ですよね。
特にグローバル化した現代社会では、
発見しにくく、訴訟のコストも大きい海外での知的財産権侵害にも対応しなくてはいけません。
そこで、今回は我々の知的財産を守るために使える制度の特集です。
グローバルニッチトップ助成事業(東京都)
www.jmatch.jp/detail/965
東京都の中小企業者さまが対象の補助金制度です。
外国での該当製品・技術等に関する権利取得・維持に関する費用等に、最大1,000万円支給されます。
知的財産権取得に必要な経費の一部を支援することで、国際競争力を高めるために策定されました。
特許調査費用助成事業(東京都)
www.jmatch.jp/detail/281
1年以上東京都内で事業を営んでいて優れた技術や製品を持っている中小企業が、
民間調査会社に特許調査(特許が取得可能か)等を依頼した場合にかかる経費の一部が助成されます。
外国侵害調査費用助成事業(東京都)
www.jmatch.jp/detail.php?sq=280
外国における自社製品の模倣品・権利侵害について、事実確認、侵害品の鑑定、侵害先への警告等の対策や、
外国で製造された模倣品の国内への輸入を阻止するための対策を行う中小企業者の方に対し、それらに要する費用の一部が助成されます。
東京都のみならず、他の都道府県、市町村でも知的財産に関連する補助金はたくさんあります。
ここでご紹介するのはその中の1例ですが、ぜひ地元にもそうした補助金がないか探してみてください。
知的財産権取得事業補助金(吹田市)
www.jmatch.jp/detail.php?sq=1358
大阪府吹田市内の中小企業さまが対象の補助金制度です。
特許権又は実用新案権の取得に要した経費等に最大30万円支給されます。
知的財産取得に必要な経費の一部を支援することで、市内の中小企業さまの活性化を目的として策定されました。
また、すでに「これは!」というアイデアがある方には、こちらの補助金がオススメです。
独創的なアイデアで勝負し、歴史に名を遺す発明家・起業家となる支援をしてくれます。
地域創造的起業補助金(旧創業補助金)(全国)
www.jmatch.jp/detail/1290
全国の起業・創業を検討中の方が対象の補助金制度です。
人件費、店舗等借入費、知的財産権等関連経費、マーケティング調査費等に最大200万円支給されます。
起業・創業に必要な経費の一部を支援することで、地域創業を促進し、経済を活性化するために策定されました。
せっかくのアイデアや発明も、マネされてしまっては意味がありません。
かといって、特許取得や知的財産権侵害訴訟にコストばかりかかってもつまらないものです。
マネした人が得をする社会というのも間違っています。
ご紹介した補助金を活用し、アイデアを産んだ人が正当な対価を得られるフェアな社会をつくりましょう。
次の歴史的発明を産むのはあなたです!
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