こんにちは! 編集部の佐々木です。昨今、入社してすぐに離職してしまう新入社員が増えているとのこと。小規模な会社ほど離職の割合が大きく、多いところで3割もの新入社員が1年以内に辞めてしまうという厚生労働省の調査結果も出ています。
実は私も入社1年以内に会社を辞めた新入社員の1人。社会人経験をある程度重ねた今となっては会社に申し訳ないことをしたなぁと思っています。当時の社長、すみませんでした……!
採用や教育に投資したうえで離職されてしまっては、お金をドブに捨てるようなものですよね。何とかして抑えたい新入社員の離職率。しかし、新入社員はなぜ入社して早々に離職してしまうのでしょうか。
「成長したいのにできない」が離職の理由
新入社員が早期退職してしまう理由にはどんなものがあるのでしょうか。就活応援サイト「Vockers」の調査によれば、早期退職の2大理由として、「キャリア成長が望めない」、「残業・拘束時間の長さ」が挙がりました。
(画像引用元 www.vorkers.com/hatarakigai/vol_14 )
「定時で上がって、なおかつキャリア成長を望む」となると、なかなか厳しいようにも思えますが、キャリア成長を望む、のびしろのある社員に十分な成長の機会が与えられずに辞めてしまうのだとしたら、これほどもったいないことはありません。
最近の大学生は在学中からインターンとして企業で働いたり、フリーランスとしてお金を稼いだりと、経験値と向上心ともに高く、「即戦力として働きたい」と考えている人材が多いのが特徴です。
そんな新入社員の考えが“甘い”か否かは置いておいても、辞められては困りますよね。「新入社員にやりがいを感じてもらいながら、前線で働く前に経験値をいち早く上げてもらう方法」を取り入れていく必要があります。
向上心のある社員にこそ“ゲーム”を
その打開策としてオススメなのが、とある“ゲーム”です。「真面目な社員にゲームをさせるなんてどういうことだ!」とお思いの方もいらっしゃるかと思いますが、実はこのゲーム、ソフトバンクの孫社長も熱中し、セミナーなどでも強く勧めているものなのです。一体どんなゲームなのでしょうか。
その正体は、「MG研修」、マネジメントゲーム研修の略称です。MG研修とは、マネジメントゲーム研修の略称で、その名のとおり経営思考を育てる研修のこと。その名のとおり、モノポリーのようなボードゲームを使って、「経営疑似体験」を積むことができます。
40年前にソニーが開発して以来、年間80万人が受講し、その中にはソフトバンクの孫正義社長をはじめとした著名な経営者がたくさんいます。「おまえら、なんでだ。なんで俺ばかり狙うんだ」などと悲痛な声をあげながら、社員と一緒にMG研修に参加する様子がプレジデントオンラインの記事でも紹介されていました。
経営層だけでなく、社員一人ひとりが経営の感覚を身に着けておけば、収益が上がるのは目に見えていますよね。新入社員のやる気を削がずに会社の利益につなげるためには、まずは投資。MG研修のような経営視点を養う研修が、良い方向に導いてくれるのではないでしょうか。
「費用が不安」は助成金で解決
とは言え、現実問題として研修に投資する費用が工面できないという企業様もあるかと思います。そんなときは「助成金」を利用してみましょう。
Jマッチでは、研修に出資してくれる助成金の申請を代行するサービスを提供しています。面倒なイメージのある助成金申請をワンストップで肩代わりするため、本業にほとんど支障を来たすことなく、研修費用を確保できます。もらったお金で社員を育成することができたらうれしいですよね。
無料の説明会も行っているので、ご興味を持たれた企業様はぜひ一度話だけでも聞きに来てみてはいかがでしょうか。
おわりに
少子高齢化が進む日本において、優秀な人材を確保することは今後も難しくなっていくことが見込まれます。
キャッチ&リリースをして良いのは、魚だけ。採用した優秀人材を逃さないよう、研修でしっかりと池の外堀を埋めていきましょう。