こんにちは! Jマッチ編集部、新人の佐々木です!
突然ですが、経営者の皆さんは「助成金」や「補助金」にどのようなイメージをもたれていますか? 実際に利用している方もいれば、「手続きが面倒くさそう」、「そもそもどの事業にどの助成金が適応できるのかわからない」といった疑問や、マイナスイメージを持たれている方もいらっしゃるかもしれません。
事業が違えば適用できる補助金も違ってきますが、多くの企業に広く適用できそうな制度は「IT」なのではないかと思います。
……と、いきなり言われても、いまいちどんな制度が適用になるのかイメージがつきませんよね(笑)。実は今年から「IT導入補助金制度」が始まり、活用できる商材の幅が一気に増えて、運用できるサービスの幅が一気に広がる見込みです。
IT導入補助金でどんなサービスが受けられるのか。
そもそもIT導入補助金とは一体何なのか。
今回はそんな「IT導入補助金」にまつわることをお伝えしていきます!
IT導入補助金とは
まずは「IT導入補助金」の内容についてご説明していきます! IT導入補助金とは、経済産業省が推進する「サービス等生産性向上IT導入支援事業」による補助金制度のこと。中小企業・小規模事業者のITツール(ソフトウエア、サービス等)を導入する際に経費の一部を補助してくれる支援事業です。
その額は最大100万円! 最低でも20万円の支援を受けられるので、ITツールの導入を検討していた企業様であれば、これを活用しない手はないですよね。
しかも、「補助対象となる事業の条件」もかなりシンプルなもので、
① 日本国内で実施される事業であること。
② 事務局が採択したIT導入支援事業者のITツール(ソフトウエア、サービス等)を導入する事業される事業であること。
の2つのみです。
実際に3月9日現在で、IT導入補助金の支援事業者のHPに登録されているサービスは、559件と数が多く、ジャンルも「財務会計管理」から「コミュニケーション」に至るまでバラエティに富んでいます。これからさらに登録件数は増える予定ですが、これだけあれば貴社の事業にマッチングするITツールが1つは見つかることでしょう。
補助金が適用されるITツール一例
では、具体的にどんなツールがあるのか、いくつかピックアップして紹介していきましょう!
WEBコンサルティング、ホームページ制作
「ITツール」と聞くと、私なんかはパソコンなどのハードウェアを思い浮かべてしまうのですが、今回のITツール導入補助金では、WEBコンサルティングやホームページ制作などの「サービス」も含まれます。
ホームページは「いつか整備しなくては」と思っていても、なかなか手が回らない企業様も多いのではないかと思います。いずれ整備することになるのであれば、このタイミングで導入に踏み切るのが良いのではないでしょうか。
接客から写真撮影まで!おもてなしロボット
“ITツールをつかって業務効率化をはかる”というのが、IT導入補助金の本旨ですが、中にはユニークなアプローチのものがあります。その1つが、株式会社フランチャイズアドバンテージの「おもてなしロボット」。
サイトの情報によれば、外国人客への商品説明、飲食店での注文、英語と中国語の翻訳、写真撮影などのエンタメを店頭で実施できるのだそう。テクノロジーはここまで進歩したんですね。
お客さんからの人気が出れば、業務効率化やお店の売り上げにつながるだけでなく、ロボットの人気に焦った社員さんがモチベーションを上げてくれる効果も期待できるかもしれませんよ。
著名な企業も続々、無料説明会を行う企業も
500を超える認定企業の中には著名な企業の名前も見受けられます。たとえば、飲食店情報サイトの「ぐるなび」や、バックオフィス業務を効率化するクラウドサービスを提供している「マネーフォワード」のサービスも、今回の補助金の対象です。
また、無料説明会を行っている企業もあります。
株式会社富士通マーケティングは、自社のITツールがIT導入支援事業の対象となったことに伴い、「サービス等生産性向上IT導入支援事業」の代理申請受付を開始することを発表しました。
www.fujitsu.com/jp/group/fjm/resources/news/press-releases/2017/170203-1.html
いざ申し込もうとしても、どうしても「手続きの煩雑さ」がハードルになってしまうもの。そんなとき、こんな風に相談会を設けてもらえ、合わせて対象商品を勧めてもらえるならば、制度を利用する企業さんにとってもありがたいですよね。
しかし、残念ながら相談会は2月末までで終了してしまっているとのこと
JマッチではIT導入補助金に関わらず、年間を通して補助金・助成金の無料説明会を行っています。ご検討中の方はまずは一度話だけでも聞きにいらしてみてはいかがでしょうか。
おわりに
IT企業はもちろん、建築現場や飲食店に至るまで適用できるITツール。導入にあたって多少の初期費用がかかりますが、将来への投資だと思えば儲けもの。しかも、その費用が補助してもらえて、社員の労働環境が良くなり、業績も上がるとなれば、願ったりかなったりというものです。
良いことづくめのようなIT導入補助金ですが、予算枠は決まっています。実際どれだけの企業が審査を通過し、その恩恵を受けられるのかというのは考えなければいけないところですよね。
次回は、年間膨大な数の代行申請を行っている、補助金・助成金のスペシャリスト、「Jマッチ事務局の社員による“IT導入補助金の合格率”予想」をお送りしていきます!