こんにちは、Jマッチ事務局新人の佐々木です!
突然ですが、皆さんは何歳まで“現役”でいられそうですか?
私の周りには70歳近くなっても「まだまだ現役で頑張るよ~」とおっしゃる知人の方が多いのですが、皆さんは何歳まで働くイメージでいらっしゃるでしょうか。
少子高齢化の影響で、年金が受給できる年齢がどんどん上がり、70歳を超えても働いている方も増えてきました。内閣府の調査によれば、平成28年の労働力人口に占める高齢者の比率は65歳以上の者の割合は11.8%、70歳以上の労働者は336万人にも上ると報告されています。
実際に今働いている高齢者に「いつまで働きたいですか」と聞いてみたところ、全体の4割にあたる方が「働けるうちはいつまでも働きたい」と回答したと言います。皆さん、働き者ですね……。
そんな“生涯現役”な働き者の皆さんに、ぴったりの助成金をご紹介します。
その名も「生涯現役起業支援助成金」。
40歳以上の方の起業をする場合に、最大で150万円が支給されるというもの。一体どのような助成金なのか。特徴や具体的に何をすればよいのかといった条件や手続き方法をお伝えしていきます!
生涯現役起業支援助成金のポイント
40歳以上59歳以下の起業なら、最大で150万円が支給
40歳以上59歳以下の起業をした場合、助成率にして2分の1、金額にして最大で150万円が支給されます。
60歳以上の方が起業する場合は、最大200万円!助成率も3分の2に
さらにすごいのは、60歳以上の方が起業する場合。59歳から1年待つだけで、助成金の上限が50万円引き上げられ、助成率も2分の1から3分の2まで大きくなります。
対象経費は?
参照:生涯現役起業支援助成金のご案内
( www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11600000-Shokugyouanteikyoku/0000159563.pdf )
対象経費は、主に「募集・採用」と「教育訓練」の2つに関するものが該当します。
「採用」の一環として、企業のホームページを作成する場合にも対象となるため、起業したての会社にとっては助かりますよね。
具体的な条件は?
・起業する日に40歳以上であること
・中高年齢者を雇入れること
(60歳以上1名以上、40歳以上2名以上、または40歳未満3名以上)
細かい条件はいろいろとありますが、大きな条件は上の2つです。
条件を満たすためには、40歳未満の社員であれば3名以上雇う必要がありますが、社員が60歳以上の場合は1名で済みます。実力も意欲もある60歳以上の方を雇うことができれば儲けものですね。
応募に必要な書類は?
参照:厚生労働省HP
( www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000115928.html )
応募に必要なのは、「生涯現役起業支援助成金 雇用創出等の措置に係る計画書 」や「創業支援受講証明書」など、10種類の所定の書類です。
起業開始日から11か月以内に「雇用創出措置に係る計画書」を労働局やハローワークに提出し、12カ月以内の計画期間を経て、改めて「支給申請書」を提出します。
必要書類のダウンロードに関しては、厚生労働省HPからご覧ください。
▼書類のダウンロードはこちらから▼
www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000115928.html
おわりに
今回は「生涯現役起業支援助成金」の概要についてお伝えしてきました! いくつになっても元気に働き続けるチャレンジ精神あふれる方々を後押ししてくれる魅力的な制度です。
40歳を超えてから新たなスタートを切ることを検討し始めたら、生涯現役起業支援助成金の申請もあわせて検討してみてはいかがでしょうか?