こんにちは!Jマッチ事務局新人の奥平です。
昨日の6月17日、沖縄各地で伝統のハーリー(ハーレー)が開催されたというニュースがありました。
海の安全と豊漁を願い、手漕ぎのボートで競走するという伝統の行事、お祭りです。
華やかに飾られたドラゴンボートが海上を疾走する様は実に爽快で、
各地から観光客が集まる一大イベントとなっています。
かく言う私も二十歳くらいの頃に沖縄を一人で旅したことがありました。
梅雨に濡れる首里城、ひめゆりの塔を眺める外国人、米軍基地の街に漏れ聞こえるブルースギター。
夜は安宿のご主人の三線をBGMに、たまたま同じ日に泊まった束の間の隣人と語り合い、
やがて泡盛の酒精が世界の輪郭をあやふやに溶かしていく中、
曙光とともに飛び立つF15の爆音が私の朦朧とした意識を切り裂き、あるインスピレーションをもたらしたのでした。
「沖縄で民宿やってるオヤジになりたい!」
と、いうわけで、今回は沖縄で使える補助金特集です。
もし沖縄に移住して、宿泊施設を経営するなら、という視点で使える補助金・助成金を集めてみました。
地方創生が叫ばれる今、移住や起業には助成金は強い味方!
と、思いきや、意外なことに助成金が出たり、出ると思ったことには出なかったりと、
なかなか波乱に満ちた特集結果となりました。
☆移住に対する補助金☆
まずは期待の移住に対して支給される補助金です。
東京から地方へ、Iターンで起業までしちゃおうって人材には手厚い支援があるはず!
と、思いきや、まさかのゼロ回答!
移住に対しての支援はありませんでした。
さすが夢の沖縄、わざわざ助成金を出さなくてもどんどん移住者が集まるということなのでしょうか。
☆創業に対する補助金☆
続いては創業に対する補助金です。
これに関しては、毎年定番のこちらが使えます。
地域創造的起業補助金
www.cs-kigyou.jp/
全国の起業・創業を検討中の方が対象の補助金制度です。
人件費、店舗等借入費、知的財産権等関連経費、マーケティング調査費等に最大200万円支給されます。
平成30年度はもう申請期間が終わってしまっていますが、これを使わない手はないでしょう。
来年以降も同じような形で募集があることが期待されます。
認定されている市町村で起業しないといけないのですが、沖縄は那覇市をはじめ19の自治体で利用できます。
沖縄若年者雇用促進コース(地域雇用開発助成金)
www.jmatch.jp/detail.php?sq=1625
沖縄県の区域内にて事業所の設置・整備を行い、それにともない沖縄県内に居住する35歳未満の若年求職者を雇い入れる事業主が対象の助成金制度です。
最大で1人あたり年間120万円が支給されます。
せっかく沖縄旅行をするなら、地元の若者とも交流を深めたいですよね。
旅館のオーナーとしても、地元の雇用に貢献出来て、さらに人件費に助成金をもらえるなんて助かります。
地域雇用開発コース(地域雇用開発助成金)※上の沖縄県若年者雇用促進コースと併願可能
www.jmatch.jp/detail.php?sq=1622
過疎地域の人材を採用することで、事業所の設備費などに、最大2660万円が支給されます。
しかも、上記の沖縄県若年者雇用促進コースと併願可能。
こちらも認定されている市町村でしか使えませんが、沖縄は那覇市をはじめ40の自治体で利用できます。
これで人件費のみならず、設備費にも補助がもらえちゃいました。
☆IT関連で使える補助金☆
宿泊施設と従業員がそろったら、次はお客さんを呼ばないといけません。
となると、やはり必要なのがホームページ。
それから、宿泊施設は予約やら空室状況やら、
お客様のお名前やパスポート情報なんかも適切に管理しないといけません。
全部ひとの手でやってたら大変ですから、やはりITを利用しましょう。
IT導入補助金
www.jmatch.jp/detail/650
全国の中小企業者・小規模事業者さまが対象の助成金です。
ITサービス、ソフトウエア導入費に最大50万円支給されます。
平成29年度補正予算分からは申し込み方法が大幅に変更になりまして、
ITツールを選びやすくなったという声も、申請が面倒になったという声もありますが、
お得な補助金であることに変わりはありません。活用しない手はないでしょう。
☆外国人対応に使える補助金☆
今の時代、宿泊施設の経営を左右するのが訪日外国人の存在です。
特に沖縄県は、東アジアの中心に位置しているのでアクセス最高。
沖縄だけの特別免税制度もあるのでショッピングもお得に楽しめるということで、
外国人宿泊者数は全国5位、外国人観光客が消費する平均金額は全国4位と、
日本有数の外国人観光客人気を誇る県なのです。
ここはばっちり外国人のおもてなし体制を整えて、
インバウンド消費を売上につなげるとともに、
三線をBGMに様々な国の言葉で交流を深められるグローバルな旅館にするしかありません。
外国人観光客受入体制強化事業 翻訳支援事業
www.jmatch.jp/detail/1982
翻訳パンフレット制作費、多言語音声ガイダンス制作費等に最大32万円支給されます。
沖縄の観光産業に関わる財団法人が出してくれる補助金です。
沖縄を訪れる外国人はアジア人が多く、英語さえ用意しておけばOKというわけにはいかないのですが、
こちらの補助金は翻訳する言語ごとに4つまで補助してくれるので助かります。
と、このようにJマッチ・Jエンジンを駆使して探してみたところ、
設備費、人件費、システム導入費、翻訳費と、かなり幅広く補助を受けられることがわかりました。
意外だったのは、移住に関する支援がないことと、WiFiや電子決済に関する補助がなかったことでしょうか。
「宿泊施設インバウンド対応支援事業」( www.mlit.go.jp/kankocho/page06_000142.html)が、
平成27年から3年連続で4回実施されていますので、今後再度募集があれば使えるかもしれません。
いずれにせよ、こんなに手厚く補助が受けられるのであれば、使わない手はないですよね。
同じ起業を目指すにしても、助成金・補助金情報を知っているのと知らないのとでは大違い。
とはいえ、各省庁と県と市町村と、それぞれのウェブサイトで一個一個探すのは大変なので、
Jマッチ・Jエンジンが力になります。
補助金で起業のハードルをぐっと下げて、早く確実に夢を実現させましょう!!
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www.jmatch.jp/search.php